自分のPCがもっと使いやすくならないかな
Windowsは世界で最も広く使われているOS(オペレーティングシステム)の一つであり、普段の業務でお世話になっている方も多いでしょう。
しかし、その多機能性ゆえに、知っておくべき便利な設定や機能が埋もれがちです。
この記事では、Windowsをより効果的に使用するために、知っておきたい設定に焦点を当てます。
会社によっては、設定を変更できない場合もありますが、知っておくと便利なものばかりです
スタートメニューのカスタマイズ
画面左下の、4つの四角形のボタンを押すと出てくる場所だね
Windowsのスタートメニューは、日々の作業効率を大きく左右する重要な機能です。
カスタマイズを行うことで、より使いやすく、個人のニーズに合わせた作業環境を構築することができます。
スタートメニューの基本的なカスタマイズ
まず、スタートメニューのタイルレイアウトを自分好みに調整しましょう。
スタートメニューの右部分には、様々なアプリがタイル状になって、あらかじめ登録されています。
不要なタイルは右クリックして「ピン留めから外す」を選択、逆に使用頻度の高いアプリは「スタート」にピン留めしましょう。
また、タイルのサイズ変更も可能です。小、中、幅広、大の4種類から選べ、右クリックメニューから変更できます。これにより、一目で必要なアプリケーションを見つけられるようになります。
グループ化でさらに整理
スタートメニュー内のタイルをグループ化することで、アプリケーションをカテゴリー別に整理できます。
例えば、「オフィスツール」「通信ツール」「開発ツール」など、用途に応じたグループを作成しましょう。
グループの作成は、タイルをドラッグして他のタイルの上に重ねるだけ。
名前は、グループ上部に表示されるタイトルバーをクリックして編集できます。
スタートメニューの設定を変更する
「設定」→「パーソナライゼーション」→「スタート」メニューから、スタートメニューの表示設定を変更できます。
例えば、「最も使用するアプリを表示する」「最近追加されたアプリを表示する」「スタート画面を全画面表示にする」など、自分の使用スタイルに合わせた設定が可能です。
これにより、スタートメニューの使い勝手が大きく向上します。
ライブタイルの活用
一部のアプリケーションでは、スタートメニューのタイルがライブタイルとして機能し、リアルタイムで情報を表示します。
例えば、天気アプリのタイルでは現在の天気が、メールアプリのタイルでは未読メールの数が表示されます。
ライブタイルのオン/オフは、アプリのタイルを右クリックして「ライブタイルをオフにする」を選択することで設定できます。
タスクバーの活用
画面の下の、使っているアプリが並ぶ場所だね
タスクバーのカスタマイズ
まずは基本から。
タスクバーは右クリックすることで、表示されるメニューから「タスクバーの設定」を選択し、カスタマイズすることができます。
ここでは、タスクバーの位置の変更、小さいタスクバーボタンの使用、タスクバーの色の変更などが可能です。
作業スペースに合わせて、自分好みに設定しましょう。
タスクバーへのショートカット追加
よく使うアプリケーションは、タスクバーにピン留めしておくと便利です。
アプリケーションを右クリックし、「タスクバーにピン留めする」を選択しましょう。
これにより、デスクトップ上のアイコンを探したり、スタートメニューから探し出したりする手間が省けます。
タスクビューの活用
Windows 10以降では、タスクバーに「タスクビュー」ボタンが標準で表示されています。
これをクリックすると、開いているウィンドウが一覧で表示され、簡単に切り替えることができます。
また、仮想デスクトップ機能も利用できるため、プロジェクトごとや用途ごとにデスクトップを分けて作業することが可能です。
通知エリアの整理
タスクバーの右端にある通知エリアも重要な機能です。
ここには時計や音量、インターネット接続状況などが表示されますが、不要なアイコンは隠すことができます。
「タスクバーの設定」から「通知エリア」を選択し、表示するアイコンをカスタマイズしましょう。
また、通知のポップアップが邪魔な場合は、ここで通知をオフにすることも可能です。
ジャンプリストの活用
タスクバーにピン留めしたアプリケーションのアイコンを右クリックすると、そのアプリケーションのジャンプリストが表示されます。
これは、最近使ったファイルやよく使うフォルダへのショートカットが表示される機能で、素早く必要なファイルにアクセスすることができます。
仮想デスクトップの利用
デスクトップを複数切り替えることができるんだね
仮想デスクトップとは?
仮想デスクトップは、一つの物理的なディスプレイ上に複数のデスクトップ環境を作成し、それぞれで異なるアプリケーションやタスクを実行できるようにする機能です。
これにより、仕事とプライベート、異なるプロジェクトやタスクごとにデスクトップを分けて管理することが可能になります。
仮想デスクトップの作成方法
Windows 10以降では、タスクバーのタスクビュー(タスクバーにある二つの重なった四角形のアイコン)をクリック、またはWindowsキー + Tab
を押すことでアクセスできます。
画面の右上にある「新しいデスクトップ」をクリックすると、新しい仮想デスクトップが作成されます。
仮想デスクトップの活用法
- タスクごとにデスクトップを分ける
- 仕事のプロジェクトごと、または仕事とプライベート用にデスクトップを分けることで、集中力を高めることができます。
- メールやチャットアプリを別のデスクトップに置く
- 通知による集中力の低下を防ぐため、メールやチャットアプリは別のデスクトップに置き、必要な時だけアクセスします。
- 参考資料用のデスクトップを作る
- 調査や資料作成時には、参考資料を開いたデスクトップを別に作り、作業用デスクトップと参考資料デスクトップを行き来することで、作業効率を上げます。
仮想デスクトップの切り替え方法
仮想デスクトップ間の切り替えは、Ctrl + Windowsキー + 左右の矢印キー
で簡単に行えます。
これにより、異なるデスクトップ間を素早く移動することができます。
まとめ
Windowsには、他にも様々な機能がありますが、今回ご紹介した機能を覚えるだけでも、かなり効率的に業務を行えるようになるはずです。
自分だけのカスタマイズを見つけ出し、普段のパソコンを自分の相棒に育てていきましょう。
Windowsのカスタマイズは無限大です!